医療保険型と死亡保障型シニア保険
保険には病気になった時に備えるためのものと死亡した時に備えるためのものがあります。
病気のための保険を「医療保険」と言い、死亡した時の保険を「死亡保険」と言います。
さて、シニアにはどちらが必要でしょうか?
これは人それぞれなのですが、シニアの立場での死亡保険というと、主に葬儀やそれにまつわる死後の整理資金、墓の費用などの費用ということになるでしょう。
また、夫婦2人暮らしで残された配偶者の生活費用が必要という人もいますね。
貯金や何らかの収入がある人は、それでまかなえますので、不足分だけを保険で準備すればいいですね。
また、葬儀費用などを積立てておく会員制のところに加入している、という人はそんなに死亡保障としては必要ないでしょう。
ただ、不動産など遺産が多い人は残された家族に相続税がかかります。相続財産の額によっては多額の相続税を現金で準備しないといけません。せっかくの財産を売り払って納税するのは避けたいですね。
そこで、相続税対策に生命保険金が利用できます。相続税が発生することは早くからわかることですので、生前贈与をするとか、若くて保険料が安いときに保険に加入しておくことが大切ですね。
これらは専門的な知識が必要になりますので、税理士やファイナンシャルプランナー(FP)などに相談されるといいでしょう。
ところで、医療保険はどうでしょうか?
今は自宅で息を引き取るケースはあまりなくて、ほとんどの人が病院で亡くなるようです。
ということは、人生のどこかで病院に入院する可能性があります。
そんな時に入院給付が受け取れる医療保険は役に立ちます。
今まで保険に加入していなかった、という人がシニアの医療保険に加入されるケースも多くなっています。
ただ、高齢で加入すると保険料が高くなります。
貯金などで入院費用がじゅうぶんまかなえる、と言う人は、月々の保険料をよく計算して加入を検討されるといいでしょう。
また、シニア保険で大切なことは、どんな保険に加入しているか、を家族にわかるようにしておくことです。
いざ、入院や万一のことがあった時に、保険に入っているのかどうか家族の誰もが知らない、後で遺品の整理をしていたら保険証券が出てきた、というケースも多々あります。
保険の請求には時効(商法では2年と定められています。保険会社によっては3年にしているところもあります)がありますので、受け取れない場合も出てきます。
家族が困らないために加入する保険です。貯金通帳などと一緒に保険関係の書類も家族にわかるようにしておきましょう。